〜こどもの口は健康への扉〜
こどもの頃の生活習慣は、そのあとの生涯にそのまま引き継がれます。
食事のスタイル、お口の中の環境、といった歯科に関連する要素も同じです。
こどもの頃に、むし歯になりにくい環境をつくることができれば、一生むし歯にならずに済むといっても言い過ぎではないのです。
歯科を扱う私どもにとって、ご家族がお子様の口の中に興味を持たれることは大変喜ばしいことです。
こどもの歯・口の中についての正しい知識をもつことで、お子様の将来の健康を作る第一歩となります。
気になることは、その都度ご相談下さい。
お子様の生涯にわたる健康の土台作りに、私どもが少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。
まったく何も生えていない状態から永久歯が生え揃う時期まで、さまざまに変化することを予測しながら治療を行なうことが必要です。
歯科的な知識はもちろん、こどもの心理・生活を理解し、年齢に応じた病気の特徴を考えたうえで治療を行なっていきます。
■生えてから1〜2年が勝負
歯は、生えてから1〜2年間のケアをかかさないことが大事です。
この時期に、徹底したケアをすることで、生涯むし歯になりにくい歯質・生活習慣ができます。
これは、乳歯も永久歯も同じです。
生涯にわたる口腔環境を守るために、この時期に何をすべきか正しい知識を得ることが重要です。
理想は定期的にプロのケアを受けることです。
お子様の健康な口腔環境は、ご両親と我々が協力してつくっていくものです。
わからないことがありましたら、まずは来院していただいて、お話をお聞かせください。
■噛むことの重要性
こどもの食事の目的の1つは噛むことにより、さまざまな機能を獲得することにあります。
噛むことで、唾液の分泌や歯・歯肉の刺激につながります。また、顎・発音・味覚・脳・心なども噛むことで発達します。
口は胃や腸につながる消化器官への第一歩ですので、消化のためにも噛むことは重要です。
こどもには、年齢に応じた硬さ・味の食事を与え、噛むという機能を発達させていく必要があります。
■離乳期の食事
4〜5ヶ月になると、母乳だけでなく、さまざまな栄養を食品からとる必要がでてきます。
離乳食は、栄養・硬さ・味などに気を配る必要があります。
この時期に食生活の下地が出来上がります。たとえば、味の強いものを与えると濃い味付けのものを大人になってからも好むようになります。
この時期に正しい食事を与えることが、幼少期の健康のみならず、大人になってからの健康をも大きく左右します。
■ぜひご相談ください
お子様の食生活や食習慣は、それぞれの個性もあり難しいものです。